指は第2の脳&言葉にできる力

朝日進学情報(第403号)に興味深い記事が掲載されていました。

「中学受験に必要なサポートは「生活/学習環境/スケジュール」の整備。未就学児に必要なのは、興味関心のあることを掘り込み、それを親も面白がり、会話で深堀りする環境を用意すること。」

指先のコントロールは脳にも影響しますので、漢字や計算で学習習慣をつける場合は、デジタルではなく、紙に鉛筆で書くアナログ手法をお勧めします。」

上記は記事の一部です。

未就学児の部分は、小学生も同じと考えます。
「地頭」という言葉がありますが、まずは勉強するための地盤を作ることが大切です。
この地盤は日常生活の中で時間をかけて養われます。

当教室は学習塾ではありませんが、私自身が教育などに興味を持ち、積極的に学んでいます。
お稽古を通じて、取り入れられることは取り入れるようにしています。

今回は以下の2点です。

1.きちんとした会話をすること
2.指を使うこと

1.きちんとした会話をすること。
「単語」や「こそあど言葉」のみで話すのではなく、5W1Hを使うように促しています。
国語が苦手だというお子さんは、「単語」や「こそあど言葉」のみで話しがちです。
文字と言葉は切り離せない関係です。
文章力にも繋がりますし、言葉にできる力は武器になります。(言葉については別ブログにも書きます)

2.指をつかうこと
最近、以下のようなペンの持ち方をしている人を多く目にします。

上記の記事を「紙に鉛筆で書くようにすればいいのね!」と表面上だけ理解して実行しても、これでは効果はありません。これ以外でも、握るような持ち方は指を使って書いていないので効果なしです。

正しい持ち方はこちらです。

個人的には、多少違う持ち方でも指が使えていれば良いと思います。
人差し指を押すように縦画を書き、親指で横画、中指で左斜め上などの線を書きます。

指は第2の脳と言われています。
指と言葉の発達がヒトをここまで進化させたとも言われています。

指を使うこと、言葉にできる力、とても大事です。