先日、日本習字展の審査結果が届きました。
今年は当教室から9名の生徒が出品しました。
秀作賞3名、特選1名、入選という結果でした。
全国から約4万人が出品し、賞に入るのは全体の約14%とされています。
その中で、それぞれが今の力で取り組んだ結果だと思います。
展覧会は、ただ賞を取るためのものではなく、一人ひとりが自分の字と向き合い、一枚を仕上げる経験そのものに意味があると考えています。
限られた時間の中で、どの線をどう書くか、どこを直すか、悩みながら書いた時間は次のお稽古や普段の字にも必ずつながっていきます。
結果はそれぞれですが、出品した全員が今の力でしっかり取り組んだことを大切に受け止めたいと思います。
当教室では、正しく整った字を「理論」「運動」「道徳」の面から学び、基礎を大切にしながら、
一人ひとりのペースで積み重ねています。
これからも日々のお稽古を大切にしながら、静かに力を伸ばしていける教室でありたいと思います。
