漢字が得意な生徒さんが多い?

生徒さんから「漢字テストで100点だった!」などの報告を聞くことがあります。
私「すごいね~」
生徒A「〇回連続だよ!」
生徒B「私(ぼく)なんか〇回だよ」
というちょっとした会話でしたが、ふと「漢字の成績が良い子が多いな・・・」と思うように。
もちろん苦手だという子も居ますし、本人の努力が大きいと思います。

それでも、やはり毛筆や硬筆を習っていると字に対する意識の焦点が定まるのかな、などと思っていました。

 先日お邪魔した「みんなの書きかた展」(前ブログ)で紹介されていた教材で、以下のようなものがありました。

読み書きが苦手な子どもへの漢字支援ワークです。
漢字の学習といえば「書いて覚える」
そう言われて育った方も少なくないと思います。
ですが、読み書きが苦手な子どもに対しては「パーツで覚える」「唱えて覚える」「触って覚える」など、五感を使ってアプローチする方法があるし、そちらの方が得意な子も居るというお話でした。

その中の「パーツで覚える」

私は「正しく整った字を書く」という観点から、文字をブロックで捉えるように指導しています。
これが「漢字ができる」にもつながっていたんですね(きっと!)

目に見えるものも見えないものも、見え方は皆違います。
漢字も「漠然とした形」でしか見ていないと「読めるけど書けない」という状態になります。
対してパーツをしっかり覚えると、画数が多く少し複雑な漢字でも正しく書くことができますし、字形も整って書くことができます。

私の話をきちんと聞いて、この方法が合っていて、吸収してくれた子たちは、努力も合わさり、漢字の成績が良いのだと思います。
「漢字が苦手」「国語が苦手」と話してくれる生徒さんも居るので、その子に合ったアプローチの方法を模索しています。

「学習・運動・道徳」と謳っている通り、直接的ではないけれど、書写の効果って多いと思っています。