書道のお稽古では、「どれだけたくさん書いたか」よりも「どう書いたか」が大切だと思っています。
これまで教室では、一回のお稽古で9枚ほど書いていました。
たくさん書くことで練習量は増えますが、子どもたちの集中力や書く質を考え、4月からお稽古の流れを少し見直すことにしました。
新しい流れは
「3枚書く → 添削 → 3枚書く→添削」
という形です。合計6枚書き、すべてに名前も書きます。
子どもたちは、最初の1枚で様子をつかみ、2枚目で少し慣れ、3枚目あたりでやっと筆の感覚が整ってきます。
そのタイミングで一度添削をし、直すポイントを確認してから、次の3枚を書いていきます。
この流れにすると
「書く → 気づく → 修正する」
という練習のリズムが生まれます。
また、すべての作品に名前を書くことにも意味があります。
名前は毎回同じ文字を書くため、繰り返すことで自然と形が整っていきます。そして、名前を書くことで子どもたち自身も「作品を書いている」という意識を持つようになります。
書道は、枚数を増やせば上達するものではありません。
大切なのは、一枚一枚をどう書くかです。
自分の字をよく見て、少し直して、もう一度書いてみる。
その積み重ねが、少しずつ字を変えていきます。
これからも、子どもたちが集中して取り組みながら、自分の字と向き合える時間を大切にしていきたいと思っています。
