学校の冬休みに合わせて、書き初めレッスンを行いました。
希望者のみ、教室で取り組んでいただく形で、生徒さん以外の方もイベントとして受け付けています。(生徒さんは無料/兄弟姉妹・お友達は参加費1,000円)
書き初めは、学校や地域によって指示がさまざまです。
半紙を折らずに書く学校もあれば、折って書くように指示される学校もあります。
配られる半紙の大きさや枚数も異なり、同じ学年でも課題の文字が違ったり、同じ課題でもお手本の書き方が異なることもあります。
今年、4年生の課題は「元気な子」でした。
その中の「な」は、三角結びのお手本と横長結びのお手本の2種類があり、学校によって指導が分かれていました。
ちょうど「な」は、少し前のお稽古で取り組んだ文字で、教室では横長結びで練習していました。
「この間やったばっかりだね!」なんて話していたところ、学校のお手本を見てびっくり。
生徒さんから
「学校で書き初めの練習をした時に、『三角に書くように』『4画目は左斜めに書くように』って言われたよ」
と聞き、「あれ? 小学校では横長結びで習うはずだけど…?」と少し戸惑いました。
ただし、学校の課題ですから、基本的には学校の指示に従います。
「どっちが正しいの?」と思われがちですが、実は「な」については、
小学校では横長結び、中学校になると三角結びで習う、という違いがあります。
結びの形は文字の字源と関係しています。
「な」は漢字の「奈」から派生した文字のため、字源的には三角結びが基本とされています。
中学校では行書の学習が始まり、より漢字の成り立ちと関連付けて平仮名を扱うほうが理解しやすいため、「な・ほ・ま・ね」は三角結びで示されるようになります。
(小学生は混乱を避けるために、全て横長結びで習います)
文字について細かく見ていくと、実はとても複雑です。
ですが、文字には「許容される形」がたくさんあります。
誤字はもちろん避ける必要がありますが、「~でなければならない」と一つの正解だけを求めるのではなく、柔軟な視点で文字と向き合ってもらえたらいいなと思っています
